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なろう作家「……撃てんのかよ。コーヒーの中に沈んでいた拳銃だぞ」

269 :風吹けば名無し:2018/12/25(火) 11:11:12.69 ID:pzFgWqm70XMAS.net
「先生が一度担当された一年のクラスで話されたという、『掛け算』について詳しく教えてください」

「うん、掛け算ね…… そうだね、じゃあまずこのクラスのこの部屋の人数をどうやったら素早く計算できると思いますか?」

「ええっと、順番に数えて、数えきれなくなったらとりあえずメモして続きをさらに数えてメモを増やして、最後に全部を足し算します」

「そう、足し算という手法ではそうなりますね。この教室の第一列は二十人が座っています。縦列は十五列です。掛け算というのは二十×十五を瞬時に計算できます。答えは三百です」

「え? どうやったんですか?先生! 一瞬でここにいる人数を計算できるなんて聞いたこともありません」

 教室内が驚愕のどよめきで溢れんばかりだ…… はあ……

「それが掛け算というものです。君たちの先ほどの計算方法は足し算と言います。数学、いえ算術の世界の最も単純な演算方法は次の四つになります。足し算、引き算、掛け算、割り算です」

割り算て何? と多くの生徒がきょろきょろしている。

「ああ、じゃあ例をあげましょう。単純な方がいいでしょう。今ここに九百個のお菓子があるとします。ここにいる三百人で分けると一人頭は何個になりますか?」

「はい、先生!」

「どうぞ」

「その問題は指を使っても数え切れません。大勢の人が集まって時間をかけないと答えがだせません」

「ここで割り算を使います。九百÷三百=三、すなわち一人頭では三個ということになります」

「なに〜! なんで〜 なんでそんなに早く計算できるの?」

「て、天才か! 人間じゃないよ、それ…… 頭の中、どうなってるのかしら」

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