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【悲報】日本政府、捕鯨再開したいために国際団体から脱退www

134 :風吹けば名無し:2018/12/20(木) 22:23:07.60 ID:0HPqgb7ba.net
従って、デカルトによれば人間と動物の違いは思考能力にあり、言い換えれば、人間の本質的特徴である理性を持つかどうかによる。まさに、啓蒙思想もフランス革命もこの能力を褒めたたえることになり、これを批判的に行使することが人間解放のひとつの要因だと長い間考えられてきた。
ところが、今日この考え方は、進歩主義者を自負する人たちを含む動物擁護派の多くの理論家たちから、人間中心主義、偽りの普遍主義(しばしば、キリスト教の影響を受けた西洋の所産とされる)、他者性[自己と異なること。異質性]の差別などと非難されている。
彼らによると、人間の本質的な優越性を規定するこのデカルトの基準が、理性を欠いた、あまりにも自然、獣性、異質なものに近いとみなされるものすべて、すなわち、女性、奴隷、子ども、マイノリティ……そして動物を、人間と対等の扱いから排除することを可能にした。
言い換えれば、人間の特性としての思考能力に特権を与えた結果、生物の間、とりわけ権利を持つものとそうでないものの間にヒエラルキーを作りあげ、あらゆる種類の支配、抑圧、暴力を正当化することを可能にしたということになる。
従って、人間およびその自然界における位置のこうしたイメージは全くの虚構だが、それを打ち壊すことは、支配者・被支配者の2項式をこれ以上正当化させないために不可欠だということになる。
そして動物がこの闘いの象徴であるとしても、それは我々の「劣位の仲間」が被る苦痛に対する闘いを意味するだけでなく、より根本的に価値体系を変えることになり、あらゆるものの平等が実現され、哲学者コリーヌ・ペリュションが明快に要約したように「人間のエリート意識……から生まれたヒューマニズムに起因する暴力(4)」に終止符が打たれることになるだろう。
そうなると問題は重大だということがわかる。女性差別、人種差別そして種差別(種としての人間を他の種より優先すること)は、みな同じ闘いだ。
この議論でおそらく最も影響力のある思想家、生命倫理学者ピーター・シンガーが同じことを言っている。「専ら種の観点から動物に対して向けられる差別は、偏見の一形態であり、反道徳的な擁護しがたい形態であって、人種に基づく差別が反道徳的で擁護しがたいのと同様である(5)」

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