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欅坂46「私たち欅坂46は5年間の歴史に幕を閉じます。新しいグループ名となり、生まれ変わります」←

3 :風吹けば名無し:2020/07/17(金) 00:04:10.60 ID:PlRoracV0.net
拠地、富士急ハイランドで迎えた欅共和国
平手抜きのパフォーマンス、新2期生も勢いを見せず惨敗だった
富士の裾野に響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は改名だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、キャプテン菅井は独り馬上で泣いていた。
サイレントマジョリティで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるメンバー・・・
それを今の欅坂46で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」菅井は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、菅井ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って滑舌トレーニングをしなくちゃな」菅井は苦笑しながら呟いた。立ち上がって伸びをした時、菅井はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した菅井が目にしたのは、富士山頂まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにovertureが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする菅井の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ゆっかー、ダンスレッスンだ、早く行くぞ」声の方に振り返った内川は目を疑った
「す・・・鈴本?」 「なんだお嬢、居眠りでもしてたのか?」
「志田youtuber?」 「なんだ菅井、かってにもなかを引退させやがって」
「てち・・・」  菅井は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:今泉 2番:鈴本 3番:長濱 4番:平手 5番:渡邉 6番:志田 7番:織田 8番:菅井 9番:長沢
暫時、唖然としていた菅井だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった「勝てる・・・勝てるんだ!」
米谷からスーパーボールを受け取り、グラウンドへ全力疾走する菅井、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている守屋茜が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

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