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栗山英樹「(有原)航平と心中」 開幕投手発表

1 :風吹けば名無し:2020/02/21(金) 23:13:06 ID:aQ4EPhc7a.net
航平よ、チームのために全てを出し切れ!日本ハム栗山英樹監督(58)が21日午後2時21分21秒に、
春季キャンプ地の沖縄・名護のブルペンで、今季の開幕投手を有原航平投手(27)に託すと発表した。
本人通達と発表のタイミングには、20勝超えの圧倒的な成績でチームを日本一に引っ張ってほしいという思いを込めた。
17年以来2度目の大役となる有原も、開幕戦の3月20日西武戦(メットライフドーム)での必勝と監督の思いに応えることを誓った。

   ◇   ◇   ◇

時計の針が午後2時21分21秒を指した瞬間、栗山監督は口を開いた。
「今年の開幕投手、有原航平投手で行きます」。
21日に、時間まで「21」にこだわった裏には、さまざまな思いが込められていた。

1つ目は20勝を超える圧倒的な数字への期待だ。
「久しぶりにウチのチームから20勝投手を出す」。球団では82年20勝の故工藤幹夫氏を最後に37年間、輩出していない。
本人への通達、発表を20日ではなく21日にしたのは「20勝を目標にすると、そこに届かないことが多い。20勝は通過点であると伝えたかった」。
昨季は初の最多勝となる15勝も、底知れないポテンシャルを持つのが有原。
栗山監督も「行くだろ、25勝0敗」と13年のマー君(楽天田中)超えを求めた。

2つ目は、チームのために全てを出し尽くしてほしいという思い。
2月21日は、1911年(明44)に文豪・夏目漱石が当時の文部省からの博士号授与を固辞した日にちなむ「漱石の日」。
栗山監督は「(漱石が)肩書きは要りませんと断ったように、周りの仲間たちを喜ばせて優勝させてやるんだ、という思いを今、航平が持っている感じをオレは受けた」という。
名誉ではなく、自らの使命を貫いた漱石のように、有原にもチームのために勝利を目指す、真っすぐな献身を期待した。

監督室で通達した際は、京セラの創業者・稲盛和夫氏の著書「心。」にメッセージを添え、渡した。
「心の中、自分をコントロールする、支配することが一番難しいこと」と、精神面でのさらなる成長も期待した。
日本航空再建などに尽力した稲森氏の誕生日は1932年(昭7)1月「21日」。尊敬する人物にもあやかるように
「(今季は)航平と心中。有原航平がしっかりやらなければ優勝しないシーズン」と思いを託した。
「他に選択肢はなかった」と心に決めていた大本命の右腕からは、3月20日に最高のアンサーを受け取る。【木下大輔】

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202002210000865.html

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