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長野内海流出問題、FA制度の見直しまで波及してしまうw

436 :風吹けば名無し:2019/01/08(火) 22:27:25.76 ID:6xClOtGY0.net
FA権は「選手の権利」と良く言われる。この一言に様々な意味が凝縮されていることもあって、もう本当に便利に使われる。
この言葉一つが一種の「そもそも論」のように、それ以上の議論を許さないパワーを持っているのだろう。
そのため、そこに至る過程をすっ飛ばし使われてしまう。
それ故「選手の権利」が正しく理解されていない部分も多く、極端に言えば「ワガママの延長」の様な理解のされ方をしてしまっている節がある。
これが一般のファンによるものだけであれば、特別驚くこともないのだが、
一部の野球解説者や評論家、メディアなどからも「それはちょっとどうなの」という声が出てしまうから困りものだ。
「選手の権利」を論じるのであれば、対になる「球団の権利」を絡めて考えるのが筋だろう。

野球界は他の様々な業界と比べて、異常なほど「球団の権利」が強い。
球界への入口は、選手個人の希望をほぼ無視する形のドラフトのみに限定され(外国人枠は例外)、
更に保留権という球団権利で最短8年間、選手の自由は拘束される。
一応毎年の契約更改では双方協議の元、条件は決められるものの実際問題そこで折り合わずに他球団へという選択肢は無い。
いくらゴネたところで選手のとれる選択肢は野球を辞めるか条件を飲むか、二つに一つである。
他にも2002年には法廷闘争にまで発展した肖像権問題(2010年に選手側敗訴)など、
野球会は球団が選手に対し常に強いイニシアティブを握っているのだ。(肖像権問題について詳しくは選手会HPなどで確認して欲しい)
書き出せば書き出すほどその異常さが浮き彫りとなる「球団の権利」だが、その根底には戦力均衡化や野球界の知名度向上など
「リーグ全体としての利益」が存在する。(つまり「球団の権利」は言い換えれば「球界の権利」となる)
それ故、ある程度は致し方ない部分もあるだろう。だが、あくまである程度なのだ。
どこで線引きするかはまた別の問題であるが、そこを超えれば「リーグ全体の利益」を盾にとり、
選手に極端な不利を強いていると言っても過言ではない。
そもそも「選手の権利」など球界において殆ど無いに等しいのだから。

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