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【悲報】ライトノベルさん、異世界の知識レベルをあまりにも低く設定してしまう・・・

683 :風吹けば名無し:2018/03/04(日) 18:20:42.47 ID:+9w/8R+V0.net
「どうしたんだミシェル。浮かない顔だぜ」
「リュウ、大丈夫……?相手はあの《無双》の四天王。武器をいっぱい持っていて強いらしいのよ……」
「なに、武器の数が強さじゃないさ!何本持ってたって、一度に使えるのは一つだぜ」
「それは……そうね!さすがはリュウ!」

 しばらくすると、二人は《王都から出て右の村》にたどりついた。

 村はほとんどの家が壊されている。そして村の中心の広場、切り株に腰をかけて休んでいる姿が一つ。

 牛頭、多数の武器。《無双》の四天王であった。

「そこのお前!お前がこれをやったのか!」
「ああ?なんだお前は。脆弱な人間め、そうだと言ったらどうするんだ?」
「許せねえ!倒してやるぜ!」

 龍一は腰の聖剣を抜き、《無双》へと突きつけた。

 対する《無双》も、よっこいせ、と立ち上がると槍を構える。

「ミシェル。下がっててくれ、危ないぜ」
「リュウ……頑張って……」
「ぐふふ、人間め。貴様もこの《無双》様が倒してくれよう」

 ガチャン、ガチャン、と全身の武器と武器がぶつかる音を響かせながら、《無双》は龍一に近づいてくる。

「とりゃあああ!」

 だが、それに怯む龍一ではない。聖剣を振りかぶって《無双》に打ち掛かった。
 《無双》はその攻撃を槍で受け止める。お互いの武器と武器が絡み合う膠着状態だ。

「やっぱり!どれだけたくさん武器を持っていても一度に使えるのは一つ。リュウの言っていたことは正しかったんだわ!」

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