下町ボブスレーさん、シールを全て剥がされTOKIOになる

風吹けば名無し

まなぶ「ねえねえたくみくん下町ボブスレーって知ってる？」
たくみ「どうしたの急にまなぶくん」
まなぶ「実は俺、下町の町工場の社長で、スポーツ分野に進出したいと思って作ってみたんだ」
まなぶ「そこで考えたのが下町の技術で作った下町ボブスレー！」
たくみ「ああボブスレーね、あのでっけぇソリ乗るやつ。」
まなぶ「でも、提供先のジャマイカに断られちゃった」
たくみ「あら、これまたなんで」
まなぶ「このボブスレーじゃうちでは使いこなせないって言われちゃった」
たくみ「あらほんと。でも物はいいんだっぺ、ちょっと見してみろ」
バチン
たくみ「おめぇこれ、レギュレーションに違反してんな！」
まなぶ「あの、図面見て真似してみたんだけど」
たくみ「そんだけでできたら苦労しねえんだおめえ。外国でもフェラーリとか、すごいとこが作ってんだよ。」
たくみ「そもそもなんてボブスレーにしようと思ったの」
まなぶ「この前大学のソリ見せてもらったんだけど、あ、こんなもんかって。俺たちでもすぐ作れるなって思ったんだ」
バチン
たくみ「とても工場の社長の言うこととは思えねぇな！
たくみ「仕事なめてちゃ作れるもんもつくれねぇべよ」
バチン
たくみ「というかそもそも技術が足りてねぇな！」
まなぶ「違うよたくみくん、これは政府や大手スポンサーが出資して、設計したのは東レと東大で、俺たちは中のシャーシ作っただけなんだよ」
たくみ「あれ、そうなの」
まなぶ「だめだよ、自分が間違ってるのに、人の頭ひっぱたいちゃ」
たくみ「あ、これはごめん、じゃあ、もう一回みんなで設計し直して再チャレンジしましょ」
バチン
たくみ「よく考えたらこれ、下町ボブスレーでもなんでもねぇな！」
たくみ「バカこの」