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死刑執行された関光彦(14時間で一家四人殺し)と松井喜代司

57 :風吹けば名無し:2017/12/19(火) 11:18:16.64 ID:SW8WEJOD0.net
高校へは進学したものの、二年生の5月で自主退学。
 しばらくは祖父の鰻屋で働くが、暴力癖はおさまらずむしろ悪化していく一方であった。結局、鰻屋は「きついばかりでちっとも面白くない」と言って半年足らずでやめ、その後は夜の街でのバイトを転々として暮らすようになる。
 しかし遊ぶ金はいくらあっても足りない。祖父の店へ侵入し、売上金の120万を盗み、その1ヶ月後、また6万円を盗んだ。これを咎められ、光彦は祖父の顔面を蹴った。足の親指が左目に突き刺さり、眼球破裂で祖父は片目を失明した。

 18歳になりフィリピン人女性と結婚するが、彼女は3ヶ月足らずで母国へ帰ってしまった。
 不満を溜め込んだ関はフィリピンパブで働く女性を店には無断で連れ出し、アパートへ無理に泊めた。これに怒った経営者がヤクザに依頼し、関は200万円の慰謝料を請求される。
 彼が被害者の少女宅へ押し入り、あれほどの惨事を引き起こしたのも、そもそもはこの金策のためであった。

 
 逮捕時、関は「ああ、これで俺もついに少年院行きか」としか思っていなかった、という。
 1989年の綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人を思い起こし、「あれだけやっても誰も死刑になってないじゃないか。俺なんかまだまともだ」とも思っていたそうだ。

 しかし平成6年8月、地裁の判決は死刑であった。ついで高裁、最高裁ともに上告を棄却。
 平成13年12月、死刑が確定した。
 犯行時未成年で死刑判決が下ったのは、連続ライフル魔の永山則夫以来である。

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