織田信長「我が軍は4000、対して今川軍は3万か...」

94 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2017/10/05(木) 14:21:11.47 ID:VyrEIkKJ0.net

>>36
もともと圧倒的に不利な状況におかれていましたので、信長にも確たる勝算はなく、その出撃には賭博的な要素が多分に含まれていたことでしょう。
しかし、仮に籠城策を取って守りに徹したところで、どこから救援がやってくるあてもない以上、じり貧となって攻め滅ぼされてしまう可能性は高くなります。
城の攻囲が失敗するのは、大軍を率いて他国に攻め入っている間に、周辺の諸国が手薄になった自国の国境を脅かし、そのために引き上げざるを得なくなる、という事例が多いです。
この場合、今川氏は国境を接する北条・武田氏との間に同盟を結んでいましたので、この理由で織田方が危機を脱せられる可能性はほとんどありません。
となると、信長には城から打って出て、そこで勝ちを拾う可能性を見出す他に、現実的な選択肢がなかったことになります。
信長はそれを冷静に見極めており、唯一の勝利がある可能性に賭けたのです。
信長はこの時、幸運に恵まれましたが、それを引き寄せるだけの選択を、的確に行っていたことになります。