【悲報】なろう作家、防具を紙扱いして自軍の装備を全て売り払う

651 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2016/10/21(金) 06:25:03.27 ID:kQ2eFmJG0.net

リリンが突然走りだし、数十メートルほど先へ行った所でしゃがみ込んだ。
　そして地面に落ちている"何か"を拾って来た。

　「えへへ　黒砂糖　お菓子　地面に落ちてた」

　リリンは棒状の黒いお菓子？　を俺達に見せた。


　「いいでしょー」

　リリンの手の平には遠くから見ようによっては"かりんとう"に見えない事もない物があった。
　しかし俺にはそれがかりんとうでは無い、全く違う別の物だとすぐに分かった。

　「それ、動物か何かのうんこじゃね？」

　「そんな事言っても　あげないよ　リリンが拾ったんだよ　これ」


　リリンが自信ありげに言うが、俺には動物か何かの一本糞に見える。


　「まあお前が菓子だと思うのならそうなのかもな、じゃあ今すぐ食ってみろ」

　俺がそう言うと、リリンはジーっと手に持ったそれを見つめて

　「えー　絶対　おかしだよぅ……」

　と言って、クンクンと匂いを嗅いだ。

　そして「ふぐぅ！　えほぉ！」とむせてからこちらを向いて

　「黒砂糖のお菓子　違うね」と言った。