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【朗報】デスパイネ、伊東勤も戸惑うほどのクソ真面目だった

1 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2016/06/29(水) 16:46:54.30 ID:Vq/7uD6iMNIKU.net
打撃練習を見守る指揮官のところに、おもむろに駆けつけた。帽子を取ると、頭を下げた。その瞬間、伊東勤監督は困惑した。
巨体のデスパイネ外野手が体を小さくして、神妙な表情で自分の前で立ち尽くしている。通訳が終わると、やっと状況を理解した。そして笑顔で握手を求めた。

 「オレも長いこと、プロ野球の世界にいて、監督もやっているけど、初めての経験だったなあ。外国人選手があのプレーで自分から謝りに来るなんてね」

 デスパイネがどうしても謝罪をしたかった場面。それは浅いファウルフライを打ち、明らかにファウルゾーンで打球が処理され、アウトとなった状況。
誰もが、ファウルフライアウトと思ったとはいえ、そこで諦めてしまい、全力疾走を怠った自分が許せなかった。
何よりも指揮官が若手野手などにいつも全力プレーを求め、厳しく接していることを知っていた助っ人は、チームの主砲である自分が、模範となるべき姿を見せることができなかったことを悔やみ、責めた。
だから、一夜明け、グラウンドに顔を出すや謝った。
「二度とあのような態度はとらない。申し訳なく思う。たとえ、どんな打球であれ、諦めずに全力疾走をしなくてはいけない」と頭を下げ、自らに言い聞かせるように誓った。

       □       ■       □

 「打球としては完全なファウルゾーンでのファウルフライ。だから、責めるつもりは全くなかった。
でも、そうやって、わざわざ自分から言ってきてくれた心意気がうれしかったね。彼は本当に真面目だし、チームのことを考えてくれている。
いろいろな面で気を抜くことはないし、いつも全力でチームプレーに徹してくれている。心強い存在だよ」

 伊東監督はそう言って目を細めた。
試合前のアップを一生懸命に取り組む背番号「54」の背中を頼もしそうに見つめた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00010001-chibatopi-base

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